【中学受験】医者や弁護士になるにはどの中学校に行くべき?プロ家庭教師が徹底解説!

こんなお悩みありませんか?
- 子どもが「医者になりたい」と言っているけど、どの中学校に行かせればいい?
- 子どもを弁護士にするには、やはり文系進学が強い学校を目指すべき?
- 医学部や難関大への進学に強い学校を選ぶべきか悩んでいる。
- 職業を意識した志望校選びって、早すぎるのでは?と感じている。
- 「うちの子に合う学校」が結局どこなのか、いまいちピンとこない。
- 「医者・弁護士になれる学校」という情報ばかり目にして混乱している。
- 子どもが将来どんな方向に進むか、まだ見えない。
「医者・弁護士を目指すなら、どんな中学校に行くべき?」そう考える保護者の方から、毎年たくさんのご相談をいただきます。もしかすると、あなたにもこんなお悩みはありませんか?今回は「子どもの将来の職業×中学受験」をテーマに、指導歴12年目のプロ家庭教師が徹底解説します。ぜひともあなたのご家庭の中学受験において、参考となりましたら幸いです。
医者・弁護士になるにはどの中学校?中学受験のプロ家庭教師が本音で回答します
中学受験のご相談を受けていると
毎年かならずといっていいほど、同じ質問を耳にします。
「子どもが弁護士になりたいと言っているのですが、どの中学校に進学すればいいでしょうか?」
「医者を目指しているので、医学部進学に強い学校を受験させたほうがいいですか?」
こうした質問は、ほとんどのご家庭で一度は考えるテーマです。
そもそも中学受験とは、お子さまの将来を明るいものにするための挑戦。
だからこそ、お子さまの将来について
あなたが様々に考えを巡らせ、答えの悩みを抱える気持ちは
私にも痛いくらいにわかります。
しかし
「職業=志望校選びの基準」と捉えてしまうのは
実は中学受験の現場で非常に多い誤解のひとつです。
たしかに「医者」「弁護士」という職業は社会的地位も高く
できることなら早くから準備してあげたいのが親心です。
それでも、小学生の時点で「将来なりたい職業」から学校を決めるのは
長期的に見ればリスクの高い選択になってしまいます。
「どうして!?」「子どもの将来について考えることは悪いことなの!?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。もちろん、私がこのようにお話しするのには、指導経験に基づいた明確な理由があります。
私も中学受験プロ家庭教師として12年間
さまざまなお子さまと保護者さまと向き合ってきました。
やはり多くのご家庭が
「子どもの夢を叶えるための中学校」=「職業別に有利な学校」という前提で
はじめは中学受験を考えてしまいがちである様子も多々見てきました。
しかし、実際のところ――その前提自体がズレているケースがほとんどです。
ここからは、その理由を具体的に見ていきましょう。
【期間限定 公式LINE開設特典】
プロ家庭教師の
体験授業・学習相談を
1,500円からお申込みできるクーポンをLINEにて配布中

※LINEでは、「中学受験にまつわる不安や疑問をプロ講師に質問する」「登録者限定の特別価格体験授業・保護者さま面談に申し込む」「家庭教師の空き情報を確認する」など、様々な便利機能を無料でお使いいただけます。ご不要になった場合はブロックしていただくことで簡単に解除可能です。
子どもの夢は中高で変わる:医者・弁護士志望でも“どの中学校”に縛られない理由
プロ家庭教師として中学受験を長年見てきて
「どの中学校を選んでも子どもの夢は変わる」
「将来なりたい職業」から中学受験校を決めるのをおススメしない理由ですが
【子どもの夢は中高時代を経て確実に変わる】
これに尽きます。
私も指導歴12年のプロ家庭教師として
多くのご家庭とお子さまを見てきましたが
「小学生の時の夢を高校卒業まで持ち続けている子」には、出会ったことがありません。
中学受験を終えたあとにも、私が家庭教師としてお付き合いを続けているご家庭は何件もあります。その様子を見ていると、大半のお子さまが、中学校の新しい環境に身を置いたことで将来の夢を変えています。高校生にもなると、ほぼ100%、お子さまの夢は小学校時代から変わっています。
中学校から高校にかけての6年間は
学力以上に「人格形成と興味の変化」が起こる時期です。
新しい友人関係や部活動
今まで出会ったことのないような価値観を目の当たりにし
世界の見え方が大きく変わっていきます。
理系科目が得意だった子が文学や心理学に惹かれることもあれば
国語が好きだった子が工学や情報分野にのめり込むこともあります。
尊敬する先生や友人との出会いが進路を動かすことも珍しくありません。
新しい学びと出会いで、将来の夢や進路を再構築していくのが中高生です。
むしろ、少し過激な言い方をすると
中高生で自分の考えや夢が変わらないのであれば
その学校に通う意義も薄いと言えます。
だからこそ、小学生の段階で
「医者志望だから理系特化校」
「弁護士志望だから文系進学校」
と決め打ちするのは
お子さまの成長の余白を奪うリスクがあります。
子どもの夢は変わる。だからこそ「夢が変わること」を前提に進路を考えていきたいものです。
親の「医者や弁護士になってほしい」と子どもの「あれになりたい」は別物
中学受験の相談で、これもよくあるのが
「うちの子は弁護士が向いていると思う」
「父親が医者なので、当然子どもも医者になる」
という、保護者さまの要望です。
これはどちらかといえば
「子どもの『なりたい夢』」ではなく
「親にとって『子供になってほしい職業』」
ですよね。
もちろん、ご家庭のお話をお伺いしていると
「子どもの人生、苦労してほしくないから」
「親と同じ医者なら、病院を継ぐことができるから」
「子どもを助けてくれる親族や知り合いが増えるから」
という、保護者さまのお心遣いから
そういった考えを抱かれているんだということが
ご相談を受けている私としても、ひしひしと伝わってきます。
でも——子どもにとっては
それが【親の押しつけ】に聞こえてしまうこともあるんです。
子どもにとって中高生時代は
それまでとは比べ物にならないくらい世界が広がって
価値観も目まぐるしく変わる時期。
そんな時、親に半ば強制的に将来を決められたら
誰だって反発したくなりますよね。
まして年齢的にも、反抗期に突入する時期でもあります。
親とは言わずも、周囲の押し付けや過度な期待のために
勉強が嫌になったり、進路そのものに距離を置いたりするお子さまも
私はこの十数年間で見てきました。
また「親の言う通りにしておけば間違いない」と
お子さま自身が信じ込んでしまうと
自分で考えて選ぶ力がいつまで経っても育ちにくくなります。
高校生になっても、自分のことを自分で決められなくなってしまったら
それはそれで問題ですよね。
しかし逆に
親が「あなたはどう思う?」と真摯に向き合っていければ
子どもはちゃんと自分で道を探そうとするんです。
「なってほしい」じゃなくて、「なりたい」を育てる。
それができたとき、子どもは初めて
自分の人生を自分の足で歩きはじめます。
小学生時代の「医者になりたい」「弁護士になりたい」を固定化するリスク
「医者になるために医学部進学率が高い学校を選びたい」
「弁護士を目指すから私立文系に特化した進学校を受験させたい」
――こうした中学受験戦略は一見、理にかなっていそうですが
ここまでお話ししてきたことを踏まえると
実際にはお子さんの将来の可能性を閉じてしまうリスクのほうが高くなります。
小学生の時点で選ぶ「医者になるための学校」「弁護士になるための学校」は
あくまで親の力で作った“職業設計図”なんですよね。
中学校・高校の6年間で
子どもの世界は私たちが想像できないくらいに広がり
それまで考えもしなかった「得意」や「夢」が芽生えます。
にもかかわらず、小学生時点で進路を早々に限定してしまうと
お子さま自身が新しい興味・関心を追いかけられなくなってしまいます。
中学受験は「将来を確定させるため」ではなく
「これからの学びを広げるため」に行うもの。
夢を固定化することは、親としての安心にはつながっても
子どもの成長を止めることになりかねません。
職業ではなく、どんな進路にも柔軟に対応できる環境を選ぶこと。
それが結果的に最も賢い選択なのではないかと、私は考えます。
中学受験で選ぶべき“どの中学校”か:医者にも弁護士にもなれる学校の見分け方
将来の可能性を閉ざさない中学校を、中学受験で見つける
「医者や弁護士になるにはどの中学校を受験すべき?」というご相談に対して
プロ家庭教師として私が毎回お答えしているのは
「お子さまの未来の選択肢を広げられる学校を選びましょう」
という回答です。
お子さまが中学校・高校で出会う学びや人間関係は、将来を大きく左右します。
だからこそ、特定の職業に強い学校よりも
どんな進路にも柔軟に対応できる学校を選ぶことが重要です。
では、将来の可能性を閉ざさない柔軟な中学校とはどのようなものか。
中学受験プロ家庭教師の目線から、「将来の可能性を広げてくれる学校の特徴」と「チェックすべきポイント」を次のようにまとめてみました!
これらを見れば
学校が「生徒の成長プロセス」を大切にしているかどうかが見えてきます。
「医者志望」「弁護士志望」には魅力的だけど注意すべき中学校も
近年の中学受験業界でよく見かける学校として
- グローバル志向を強く打ち出す学校
- 私大文系への進学特化型の学校
- 生徒の80%以上が理系選択の学校
というものがあります。
それぞれの学校の教育理念を見てみると
どこも明確な目標を掲げていて、たいへん魅力的です。
もちろん、こうした中学校ならではの良さもあります。
ただし、特定の分野に特化しているために
他の可能性を試しづらい環境になりうる点は
知っておいたほうがいいでしょう。
「グローバル校なんだから進学先は海外大学が当たり前」「理系が強い学校なので文系進路指導は手薄」といった環境に置かれると、生徒の将来性はほぼ固定化されてしまいます。つまり、学校の強みがそのまま子どもの制約になることもあるのです。
とはいえ、明確な目標を持つ中高生には最良の環境にもなり得ます。
重要なのは、途中で方向転換できる制度が整っているかどうか。
学校説明会や学校紹介パンフレットなどでは
先ほど挙げたチェック項目を参考にしながら
「子どもの将来の可能性を広げてくれる中学校かどうか」
お子さまと一緒にしっかり確認してみましょう。
プロ家庭教師が伝えたいこと
~中学受験は「医者」「弁護士」になるためではなく、「どんな自分になりたいか」を探し始めるためのもの~
中学受験を最前線で見続けてきた立場から、お伝えしたいことがあります。
中学受験は「将来の夢を叶えるための近道」ではなく
「夢が変わっていく過程を支える場」です。
私はプロ家庭教師として10年以上、数多くの生徒を見てきましたが
夢を変えて、自分で選び直した子の方が圧倒的に強いです。
大学進学後も満足度が高く、自分の人生を主体的に歩んでいます。
「夢は変わるもの」という前提を親子で共有できれば
進路や学校選びの判断に余裕が生まれます。
志望校選びのゴールは「医者」「弁護士」といった職業ではなく
自分の人生を自分で選べる力を育てることです。
あの手塚治虫ですら、大阪大学の医学部に入学しながらも
専業漫画家となり、ついには「漫画の神様」とまで呼ばれるようになりました。
理系志望だった生徒が中学で音楽に出会い芸大へ行ったり
弁護士志望だった子が社会問題に関心を持ちNPOの道へ進んだりなど
夢の変化は珍しくありません。
むしろ夢は変わって当たり前です。
そしてどの進路も「間違い」ではなく
その子の中で育った【本当の夢】です。
中学受験はあくまで人生の通過点であり、同時に子どもが自分の未来を自由に考えられるスタート地点です。中学受験で夢を固定するのではなく、中学受験を終えた段階からお子さまが夢を描き始められるように、サポートしていただければ嬉しいです。
【中学受験、どの中学校を選ぶべき?】
答えは「医者にも弁護士にも、何にでもなれる”未来を広げる学校”」
「医者になりたい」
「弁護士になりたい」
という小学生の夢は
中高6年間で大きく変化していくのが自然なことです。
その変化は成長の証でもあります。
だからこそ、職業を基準に志望校を決めるのは
少しリスクが高いように私は考えます。
むしろ、さまざまな分野に触れ
自分の関心を育てていける中学校を選ぶことが
子どもの将来を豊かにします。
「医者・弁護士になるための中学」を探すのではなく、
どんな進路にも開かれた、“未来を広げる学校”を探すこと。
そのために、まずは学校説明会やパンフレットを参照する際は
「将来の可能性を広げてくれる学校」かどうか
あなたとお子さまの目で
しっかりと確認してください。
繰り返しになりますが
中学受験はゴールではありません。
お子さんが自分の人生を描き直していくためのスタートライン。
その第一歩を、どうか温かく見守ってあげてください。
とはいえ、「中学受験についてまだわからないことが多い」「どの中学校がうちの子に向いているかわからない」「子どもに聞いても本人がどうしたいのか教えてくれない」といったお悩みを抱えている方も多いかと思います。もしあなたがそういったお悩みを抱えていらっしゃるならば、ぜひ一度私どもにもご相談ください。私、佐藤はプロ家庭教師として現在もたくさんのご家庭のお手伝いをしております。私立中学校や中学受験の情報も熟知しておりますので、あなたやお子さまが抱いているご不安・相談したいことなどがあれば、ぜひお気軽にお声がけください。ご相談等はこちらのリンクから無料登録できる公式LINEから行うことができます。
過去の人気ブログ記事はこちらからもお読みいただけます
それでは今回の記事
『【中学受験】医者や弁護士になるにはどの中学校に行くべき?プロ家庭教師が徹底解説!』は以上とさせていただきます。
また次回の記事でお会いしましょう!
【期間限定 公式LINE開設特典】
プロ家庭教師の
体験授業・学習相談を
1,500円からお申込みできるクーポンをLINEにて配布中

※LINEでは、「中学受験にまつわる不安や疑問をプロ講師に質問する」「登録者限定の特別価格体験授業・保護者さま面談に申し込む」「家庭教師の空き情報を確認する」など、様々な便利機能を無料でお使いいただけます。ご不要になった場合はブロックしていただくことで簡単に解除可能です。
この記事を書いた人


