【中学受験】大学附属校を選ぶメリット・デメリットをプロ家庭教師が正直に解説します

こんなお悩みありませんか?
- 大学附属中学校って人気だけど、実際に通っている人のリアルな声や現実がよくわからない
- 「中学受験さえ終われば楽になる」と聞くけど、本当に勉強の負担は減るの?
- 大学附属中学校に入ったあと、大学で行きたい学部に進めるのかが気になっている
- 将来、進路が変わったときに、外部受験がどれくらい大変になるのか知っておきたい
- 進学校タイプの私立中学と比べて、わが子にはどちらが合っているのか判断できない
中学受験の志望校を考える中で
早稲田大学・慶應義塾大学・MARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政)
といった大学附属中学校を候補に入れているご家庭は
とても多いと思います。
「中学受験さえ終われば、その先は少し安心できるのではないか」
「高校受験や大学受験を回避できるのは大きいのではないか」
あなたも一度は、そう考えたことがあるのではないでしょうか。
じっさい、大学附属校には確かに魅力的な側面があります。
ただ、プロ家庭教師として13年間
多くのご家庭を見てきた立場から言うと
附属校は「良い・悪い」で割り切れるものではなく
メリットとデメリットがはっきり存在する進路でもあります。
この記事では
大学への内部進学が可能な私立大学附属中学校に限定して
そのメリット・デメリットを整理します。
なお、お茶の水女子大学附属中学校や学芸大学附属中学校などの国公立附属中学校も魅力的な学校ですが、基本的には大学への内部進学がありません。進路構造が大きく異なる側面がありますので、本記事では、私立大学附属中学校に話を限定します。
中学受験で大学附属校に入学するメリット①中学受験を終えた時点で、大学進学までの道筋がほぼ見える
大学附属中学校の最大のメリットは
中学受験が終わった段階で、大学進学までの見通しが立つことです。
たとえば、中学受験で
早稲田や青山学院の附属中学校に合格できれば
厳しい外部受験をせずとも
早稲田大学や青山学院大学への内部進学が可能になります。
高校受験をせず、大学受験もせずに
いわゆる「難関大学」に進むことができる。
これは、親子双方にとって非常に大きな安心材料です。
中学受験という一度の勝負で
その先の進路がある程度固まる。
この点に魅力を感じて附属校を選ぶご家庭が多いです。
中学受験で大学附属校に入学するメリット②大学受験を前提にしない、比較的幅のある教育を受けられる
大学附属校は
大学受験対策を最優先にする学校ではありません。
そのため、他の進学校型私立中学校と比べると、
- 第二外国語の学習(フランス語・ドイツ語など)
- 大学と連携した授業(大学教授による講義など)
- 受験を直接目的としない学び
といったように
幅のある教育が行われやすい傾向があります。
受験勉強一辺倒になりにくく
「学校生活そのもの」を大切にしやすい点は
附属校ならではの良さだと感じます。
中学受験で大学附属校に入学するメリット③生活面を重視するため、友人関係が比較的安定しやすい
附属校では
学力だけでなく生活態度や学校での振る舞いを
しっかり見られることが多いです。
他の進学校的な私立中学校と比べると
学習スピードを極端に求められることは少ない代わりに
比較的、日々の生活面が重視されます。
その結果として
- 学校全体の風紀に大きく気配りがされやすい
- 良い友人関係を築きやすい
という側面があります。
中学受験で大学附属校に入学するデメリット①大学で「行きたい学部」に進めるとは限らない
ここからは
パンフレットや説明会では語られにくい部分です。
大学附属中学校を否定するためではなく
知ったうえで選んでほしいという視点で読んでいただければと思います。
大学附属校では、多くの場合
高校から大学進学にかけて内部進学テストが実施されます。
その成績順に
希望する学部を選べる仕組みになっているため
成績が振るわなければ、行きたい学部に進めません。
あるご家庭では、「中学受験で一生懸命がんばって早稲田中学校に入学したはいいものの、内部進学テストの成績が振るわず、早稲田大学に入学はしたけど【文学部インド哲学科】にしか進めなかった」という声を聞いたことがあります。もちろんインド哲学科も非常に魅力的な学科なのですが、本人が政治経済学部や商学部に進みたかった場合は、残念な気持ちは否めませんよね。
また、私は附属小学校・附属中学校のお子さまを
家庭教師としてご指導することも多いのですが
ほぼすべての附属校に共通して感じる構造があります。
そのため
「附属校に入れた=もう勉強しなくていい」
という状況にはなりません。
大学進学、さらに行きたい学部への進学を見据えると
結局は校内での競争があり
塾に通う生徒も一定数います。
また、「附属」「系列校」という名称でも
必ずしも全員が大学に進学できるわけではない学校もあります。
この点は、事前に必ず確認しておく必要があります。
中学受験で大学附属校に入学するデメリット②実は、中学受験という意味ではコスパに疑問点
少し踏み込んだ話になります。
私は塾講師としても、家庭教師としても
中学受験~大学受験の現場に立っていますが
現場感覚としては、
- 中学受験でMARCH附属校に合格できる子は、大学受験なら早慶に合格できる力を持っている
- 中学受験で早慶附属校に合格できる子は、大学受験なら東京大学を狙えるケースも多い
ということは、決して珍しくありません。
中学受験は、12歳の子どもが受験するもの
まだ本人の能力が発達しきる前に行われます。
一方で、大学受験は
自力で勉強を回せるようになってから挑める。
この違いは大きく
大学受験の方が結果を出しやすいという側面があります。
また、入試難易度としても
同じ学校では、大学受験の方が中学受験より易しい傾向があります。
たとえば慶應義塾大学の場合、
- 中学受験:算数・国語・理科・社会+面接+集団行動テスト
- 文系大学受験:英語・地歴・小論文
小論文で合否が決まることは決して多くないため
実質的には、大学受験は2科目受験に近い形になります。
難易度や負担を考えると
中学受験で附属校を狙うことは
必ずしもコストパフォーマンスが良いとは言えません。
中学受験で大学附属校に入学するデメリット③他の大学に行きたくなっても、外部受験がしづらい
大学附属校は
外部大学受験を前提としたカリキュラムではありません。
そのため
「やっぱり他の大学に行きたい」
「途中で進路を変えたい」
となった場合
受験対策はかなり大変になります。
特に注意したいのが医学部志望です。
私立大学で医学部を持つ大学は限られており
将来、子どもが
「医者になりたい!」
と言う可能性が少しでもある場合
大学附属中学校への進学は
慎重に考えた方がよいでしょう。
【プロ家庭教師の結論】中学受験で大学附属校を選ぶ前に知るべきメリット・デメリット
私立大学附属校は
- 進路の見通しが立ちやすい
- 学校生活が比較的安定している
- 受験から一度距離を取れる
という、確かな魅力があります。
一方で、
- 学部選択の制約
- 校内競争の存在
- 中学受験としてのコスパ
- 進路変更の難しさ
といった現実もあります。
大学附属校は
合う家庭・合う子どもにとっては、とても良い選択肢です。
だからこそ
「楽そう」「安心そう」というイメージだけでなく
メリットとデメリットの両方を理解した上で
納得して選んでいただければと思います。
この記事が、あなたのご家庭で
中学受験の志望校選びを考える際の
有意義な判断材料となりましたら嬉しいです。
とはいえ、「志望校選びって、何を基準に行えばいいかわからない」「大学附属校への入試対策を具体的に知りたい」と感じる部分もあるかと思われます。もし、ご家庭だけで考えることが難しい問題に直面した場合は、ぜひご相談いただければと思います。私、佐藤はプロ家庭教師として現在もたくさんのご家庭のお手伝いをしております。学習への取り組み方や中学受験全般についてもお話しできることがございますので、あなたやお子さまが抱いているご不安・相談したいことなどがれば、ぜひお気軽にお声がけくださいね。ご相談等はこちらのリンクから無料登録できる公式LINEから行うことができます。
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それでは今回の記事
「【中学受験】大学附属校を選ぶメリット・デメリットをプロ家庭教師が正直に解説します」
は以上とさせていただきます。
また次回の記事でお会いしましょう!
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