中学受験を見守る親がやってはいけないNG行動~親ができることとは~

中学受験を見守る親ができることとは?今回は、中学受験を目指すご家庭で「親がやってはいけないNG行動」について解説していきます。

こんにちは! 中学受験専門、プロ家庭教師の佐藤です。
今回は中学受験を目指すご家庭の保護者さまが、「お子さまに対してやってはいけないNG行動」について解説します。

中学受験は、試験を受けるお子さま自身より

それをサポートするお母さま・お父さまの方が

緊張したり、そわそわしたりしてしまいますよね。

私も10年ほど中学受験生のご指導に携わってきたので

その気持ちは痛いほどわかります。

だからこそ

と色々思いを張り巡らせてしまうもの……。

しかし、良かれと思ってやったことでも

間違ったサポート行動を親がとってしまうと

お子さまの成績は上がるどころか

むしろ成績が下がってしまったり

お子さまの学習モチベーションがなくなってしまったりと

思わぬ結果につながってしまうことがあります。

今回は、そのような観点から

中学受験を見守るお母さま・お父さまが

について紹介していきます。

ぜひこのブログの内容を参考にし

あなたのご家庭がチャレンジする中学受験を

満足した結果で達成してもらえればと思います。

それでは

「親がお子さまにやってはいけないNG行動」

さっそく見ていきましょう。

【期間限定 公式LINE開設特典】
プロ家庭教師の

体験授業・学習相談を
1,500円からお申込みできるクーポンをLINEにて配布中

プロの個人契約家庭教師による体験授業・受験相談を1,500円から申込できるクーポンを公式LINEにて配布中。中学受験を検討されているご家庭はぜひ、公式LINEへのご登録をお願いいたします。

友だち追加

※LINEでは、「中学受験にまつわる不安や疑問をプロ講師に質問する」「登録者限定の特別価格体験授業・保護者さま面談に申し込む」「家庭教師の空き情報を確認する」など、様々な便利機能を無料でお使いいただけます。ご不要になった場合はブロックしていただくことで簡単に解除可能です。

さて、中学受験を目指すご家庭で

お母さまやお父さまが子どもに対して

「やってはいけないNG行動」

とは、いったいどんなものか。

さっそく結論を申し上げると

です。

「子どもにはたくさん勉強させた方がいいはずだ!」
「豊富な参考書がそろっていた方が、子どもも勉強しやすいだろう!」

と言いたくなった方もいらっしゃるかと思います。

確かに勉強を見守っている側からすれば

そういった気持ちになるのもごくごく自然なことです。

しかし、お子さまに大量の参考書・問題集を買い与えても

十中八九、お子さまの成績は伸びていません。

むしろお子さまの学力も、学習モチベーションも下がる一方です。

ではなぜ

大量の参考書・問題集を親が買い与えてしまうと

お子さまの学力は低下してしまうのか。

理由をいくつかにわけて説明していきます。

【親が大量に参考書を買ってはいけない理由】知識が体系化されず定着しなくなる

「塾で扱っているテキストだけだと不安だから、子どもに市販の参考書を買い与えよう」
「四谷大塚の予習シリーズだけだと量が足りないと思うから
『新小学問題集』を用意して、『新演習』もやらせて、『自由自在』もやらせて……」

このように

お子さまに次から次へと

新しい参考書を買い与えるご家庭がいらっしゃいますが

このような行動を親がとってしまうと

お子さまの成績は間違いなく下がります。

算数でも国語でも理科でも社会でも同じですが、

一般的に中学受験用のテキストというのは

「その一冊をこなせば、十分な学力が身につく」

ように設計されています。

一冊のテキストのなかで

  1. 単元についての説明を行い
  2. いくつかの重要例題を提示し
  3. 練習問題を通じてお子さまの学力を向上させる

そういった計算された学習プロセスを

テキストは一冊の中に組み込んでいます。

これは塾の教材でも、市販の参考書でも同じことです。

一冊のテキストをやり込むことで

学力向上に必要な能力を一貫して身に着け

どんな問題にも対応できるよう「知識を体系化」をすることができるからです。

しかし、お子さまの前に

似たようなテキストや参考書が大量にあったらどうでしょうか。

お子さまはいったいどれから手をつければいいかわからず

つまみ食いをするように、あらゆる教材に少し手をつけてみるものの

たったの一冊も完璧にやり込むことはできず

学力向上に必要なプロセス・体系を習得することができないまま

なんとなくテキストの問題をいくつか解くだけで満足してしまうでしょう。

また、一つの問題からいくつもの考え方を学ぶことで

お子さまの知識は体系化され、他のあらゆる問題にも対応できるようになります。

だからこそ

「大量の参考書をやみくもに消費し続ける」ことより

「薄くてもいいので一冊のテキストを完璧に身に着ける」

ことの方が、学力向上においては効果的なのです。

塾のテキストや市販の参考書は

「その一冊だけやっておけば学力が身につく」よう

プロの講師自身によってきちんと設計されています。

ただしその効果は、一冊にきちんと取り組むことを前提としています。

だからこそ

お子さまにやみくもに教材を買い与えるのではなく

まずは「塾のテキストだけ」「市販の薄い参考書一冊だけ」

を徹底的に使いつぶすよう

お子さまには伝えていきましょう。

追加の教材購入を検討するのは

一冊を完成させてからでもまったく遅くはありません。

【親が大量に参考書を買ってはいけない理由】学習ゴールが見えなくなってしまう

お子さまに大量の参考書を買い与えてはいけない

理由の2つ目として

ことが挙げられます。

中学受験勉強のゴールは

もちろん

「志望校に合格すること」
「合格のために十分な学力を身に着けること」

なのですが

あなたのお子さまはまだ小学生

目の前の学習や課題だけで手いっぱいになってしまいますし

受験まで半年以上の日数があるのだとしたら

そんな先まで見据えて学習を進めていくことはなかなか難しいです。

だからこそ、中学受験合格という大きな目標の前に

「1冊のテキストを完璧に仕上げる」
「今まで間違えた問題を解き直しして、全部できるようにする」

などといった小さなゴールを設定してあげる必要があるのですが

お子さまからすれば

大量の参考書が目の前にあると

「やってもやっても、まったく勉強に終わりが見えない」

といった状態に陥ってしまいます。

それでは学習における達成感も得られなくなってしまいますし

次第にモチベーションもどんどん下がってしまい

「どうせ勉強を頑張っても永遠に終わらないから、頑張っても無駄なんだ」

といった無気力状態に陥ってしまいます。

こうなると、お子さまの中学受験合格は非常に厳しくなってしまいます。

継続的な学習習慣を身に着け、お子さまの学力を伸ばすために重要なのは

何といっても

です。

そのためには学習において

「一冊のテキストを完璧にする」等

小さなゴールを設定し

ゴールを迎えるたびに

達成感が得られるような仕組みづくりが大切になってきます。

大量の参考書をいっぺんに子どもに買い与えることは

そうしたゴール・達成感をお子さまから奪ってしまうのと同じこと

学習量だけではなく

お子さまの気持ち・モチベーションにもぜひとも目を配るようにしましょう。

【親が大量に参考書を買ってはいけない理由】いつまで経っても先の学習に進めない

といったような気持ちから

問題集や参考書を大量に購入する保護者様もいらっしゃいます。

しかし、これもやはりおススメできない行動です。

たしかに算数に限らず

お子さまに苦手な単元があれば

同じ単元・似たような問題を何回も復習させて

成績UPさせたくなるお気持ちはわかります。

それに、苦手な単元ばかり大量にやらされることは

お子さまにとってもかなりしんどく感じるもの。

できない問題ばかりに直面し続けるため

学習のモチベーションは急激に下がっていく傾向にあります。

「苦手を克服させてあげたい」
「この単元さえ得意になれば、塾のテストも点数が取れるのに!」

と焦る気持ちはわかるのですが

お子さまの苦手を克服するには、相応の時間がかかります。

だからこそ、大量の教材を買い与えて短期集中的に特訓するというよりは

日々少しずつ、理解できそうな問題から

ゆっくりと解決していくといった方法を選択するべきです。

また、お子さまが他の得意分野で高成績を取り続けられるようになると

「今なら苦手だったあの分野の問題もできるかもしれない!」
「食塩水さえ克服できれば、塾で上のクラスに上がれそうだ!」

と、お子さま自身が前向きに苦手と向き合ってくれることもあります。

お子さまが苦手を克服する瞬間というのは

年齢的な側面からも

また、モチベーションに左右されることからも

親や大人たちにとっては、予測不可能なことが多々とあります。

だからこそ、仮に苦手な単元があったとしても

参考書や問題集を大量に買い与え、むりやり学習させようとするのではなく

むしろ「いつか苦手を克服できるよう、長い目で見守ろう」

といったスタンスを取ることが大事です。

いかがでしたでしょうか。

今回は中学受験を見守る親が、お子さまにやってはいけないNG行動について解説しました。

冒頭にも書きましたが

中学受験というのは

実際に受験するお子さま本人より

それを見守るお母さま・お父さまの方が

焦ったり気を揉んだりしてしまうもの

だからこそ「親ができることは何かないか」と考えを張り巡らせてしまいます。

お子さまの勉強について心配すること自体は

親の姿勢として素晴らしいものです。

しかし、間違ったサポート行動を取ってしまうと、

お子さまの中学受験を失敗させてしまう要因になってしまうので

注意しておきましょう。

では、中学受験において

親が子どもできることとは一体何でしょうか。

私はやはり、以下の2つだと考えています。

中学受験をする子供に、親ができること

  • 学習のモチベーションを上げられるよう、前向きな声かけをすること
  • 親として、お子さまに愛情をもって接してあげること

勉強を教えることや、お子さまの苦手を克服すること

お子さまの学習スケジュールを管理することは

塾の講師や、家庭教師でもできることです。

お子さまは、中学受験勉強を通じて親の期待になんとか応えようとするものです。

だからこそ

「もっとたくさん勉強しなさい!」
「なんで良い成績が取れないの!」
「参考書をたくさん買ってきたから、全部やりなさい!」

と追い詰めてしまうと、お子さま自身、親の期待に押しつぶされてしまいます。

中学受験や日々の学習に対するモチベーションも、大幅に低下してしまうことでしょう。

もしお子さまの学習面で不安なことがあれば

私のような家庭教師や、塾の先生を大いに頼ってください。

その代わり

「親にしかできないこと」
「親として子どもに与えられること」

すなわち

愛情を注ぎ、前向きな声かけを行うことは

ぜひともお子さまに対して実践していただければと思います。

今回の記事は以上となります。

今後とも、中学受験に役立つ知識や

難関私立中学校の入試突破戦略など

あなたのお役に立てる情報を発信していきますので

引き続き当ブログをチェックしていただければと思います。

それではまた次回の記事でお会いしましょう!

ラーニングマネジメント代表講師です。

代表講師 佐藤亜威

指導歴11年のプロ家庭教師。
早稲田大学卒業。
私立江戸川学園取手中・高等学校出身。
自身も中学受験経験者。

大学在学時より市進予備校系列の個別指導塾にて、受験指導を開始。中学受験・高校受験・大学受験あらゆる受験指導を各教科に渡って担当。
同塾では国語科主任も経験。

大学卒業後は、出版系列企業に努めつつ社会人家庭教師として中学受験指導に注力。国語・算数・理科・社会すべての科目を担当しつつ、生徒の合格実績を上げる。同時に、某大手家庭教師会社にて算数・国語のプロ家庭教師認定を取得。

ラーニングマネジメントとして独立後も、各ご家庭からの新規申込が絶えることなく、4年先までご指導予約が入っている状態。

【期間限定 公式LINE開設特典】
プロ家庭教師の

体験授業・学習相談を
1,500円からお申込みできるクーポンをLINEにて配布中

プロの個人契約家庭教師による体験授業・受験相談を1,500円から申込できるクーポンを公式LINEにて配布中。中学受験を検討されているご家庭はぜひ、公式LINEへのご登録をお願いいたします。

友だち追加

※LINEでは、「中学受験にまつわる不安や疑問をプロ講師に質問する」「登録者限定の特別価格体験授業・保護者さま面談に申し込む」「家庭教師の空き情報を確認する」など、様々な便利機能を無料でお使いいただけます。ご不要になった場合はブロックしていただくことで簡単に解除可能です。

中学受験を見守る親がやってはいけないNG行動~親ができることとは~” に対して2件のコメントがあります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です